耐候性は主鎖で大きく左右されます。フッ素樹脂の主鎖に関する結合エネルギーは自然光の最大UV波長エネルギーより大きく理論的には結合が切れません。
一般樹脂は自然光の最大UV波長エネルギーより結合エネルギーが弱いため樹脂が劣化していきます。
樹脂
主鎖
KJ/mol
主鎖以外の結合
KJ/mol
ふっ素樹脂
CF3-CF3
414
F-CF2-CH3
523
CF3-CH3
424
CF3CH2-H
447
一般樹脂
CH3-CH3
379
CH3CH2-H
411
自然光の最大UV波長エネルギー411KJ/mol
ルミフロン
は
3F系のFEVE
の構造からなり、塗料化においてバランスのとれた樹脂であり、総合的に評価が高いことが分かります。20年15万件以上の実績がその証です。
構造式
乾燥温度
顔料分散性
リコート性
(補修性)
色彩の幅
価格
耐光性
作業性
3F系FEVE
常温〜
高温
◎
◎
◎
○
◎
◎
3F系FEVEs
常温〜
高温
◎
◎
◎
○
○
◎
4F系FEVEs
常温〜
高温
○
○
◎
○
○
○
2F系PVDF
高温
○
△
△
◎
◎
工場塗装
のみ
フッ素樹脂の特徴の高耐候性は、フッ素モノマーのC-F結合エネルギーの大きさが、紫外線エネルギーより大きいことから得られるものです。
左図のグラフィックの球体の大きさは、結合エネルギーの大きさをイメージしています。
また、右図は結合エネルギーの大きさを大人と子供で表現しています。
3F系FEVEフッ素樹脂「ルミフロン」は、フッ素モノマーと塗料化に必要な他モノマーとが
規則的に交互配列
を作る樹脂です。つまり、紫外線に弱いビニルエーテルは紫外線に強いフッ素モノマーに守られています。
フッ素モノマーとビニルエーテルを大人・子供で表現すると、子供が手を離さないように大人は子供の手をしっかり握っているのです。
3F系、4F系FEVEsのフッ素樹脂はフッ素モノマーとビニルエステルの
交互性がFEVEフッ素樹脂より低い
ことから、一部でビニルエステルどうしの結合部で紫外線エネルギーによる破壊が発生します。
2F系PVDFフッ素樹脂は、樹脂そのものの耐候性は非常に高いのですが、塗料化するためにアクリルを配合しています。紫外線に弱いアクリルをいかに耐候性を損なわないようにブレンドするかが重要なポイントになっています。
太陽光を集光するタイプの促進耐候試験(EMMAQUA法)では、約25年の屋外曝露に相当する250万ラングレー照射後においても、光沢保持率は80%以上を示しています。
白色塗膜の促進耐候試験(EMMAQUA法)
奥:
塩ゴム
中段:
フタル酸
手前:
フッ素
上半分をふいている状況。
仕様
下塗
中塗
上塗
塩化ゴム
鉛系錆止め 35μm
フェノール樹脂M10
塗料 40μm
塩化ゴム 35μm
塩化ゴム 35μm
フタル酸
鉛系錆止め 35μm
鉛系錆止め 35μm
長油性フタル酸樹脂
30μm
長油性フタル酸樹脂
30μm
フッ素
エポキシ樹脂塗料 40μm
エポキシ樹脂塗料 40μm
フッ素樹脂 25μm
フッ素樹脂 25μm
フッ素仕様はルミフロンベースの塗料を用いています。この塗膜の優れた耐候性が、水、酸素、塩素などの腐蝕因子の浸透を、長期間抑止します。従来の重防食塗装仕様では考えられない耐久性を示します。
中・上塗りシステムに使用される塗料の塗替え寿命は、フッ素樹脂塗料がずば抜けて優れており、
フッ素樹脂塗料
の中でも分子構造で分けるとFEVE系、PVDF系が優れています。
塗膜表面の親水化技術により、降雨時に油性成分を含んだ都市型汚染物質を浮き上がらせ押し流すセルフクリーニング機能を確立しました。
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